うつ病と離婚の関係

■うつ病で離婚する理由

最近、結婚したパートナーがうつ病になったことを理由に離婚を考える方が増えているようで、インターネットの質問掲示板にも「夫(妻)が離婚したいと言ってきたのですが、どうすればいいですか」的な質問が急増しているようです。

その理由には「うつだからもう夫婦関係を続けていられない」という単純なものではなく「うつ病を発症した夫(妻)が当り散らすようになり、それに耐えられない」「必死にうつ病の治療を進めようと頑張ってきたが、精神的に限界が来た」というように、うつを基底とした精神的トラブルがあるようですが、ネットで相談を持ちかけている方はそういった原因を考えていない、というかたも少なくはないようです。

離婚を持ちかける前に、まず必要なのは「夫婦できちんと話し合うこと」ではないでしょうか。仲たがいした夫婦が同じ席で離婚について話し合うというのは非常に難しい話だと思いますが、これを解決しない限りうつが治らないかもしれませんよ。


■うつ病で離婚したときの手続き

うつ病を理由として離婚する場合、親権、慰謝料もろもろの手続きが何かと問題になってくると思います。片方が(もしくは両方が)うつ病になっている場合、手続きをしに役所に行くのも大変ですし、慰謝料を決める以前の、そもそもの離婚の話し合い自体が難しいこともあります。

弁護士事務所によってはこういった原因の離婚の裁判調停を担当してくれることもあるようですが、うつ病に対して治療などの何の対策も講じていない、お互いの理解が浅い場合は裁判自体が棄却されてしまうこともあるので注意が必要です(うつ病は回復の余地があるものだ、という認識なのですね)。

そういった場合は、まず自治体の相談窓口に相談してみるのがいいと思います。市役所などならば「保健福祉部」などに連絡して、相談窓口などを紹介してもらうのもいいかもしれませんね。


■うつ病離婚の親権

うつ病であれそうでないであれ、離婚するにあたってポイントになってくるのがやはり子供の存在です。子供が幼いうちは親権を母親が持ち父親が養育費を払うケースがほとんどなのですが、母親が自殺未遂を多数行ってきたなどの重度のうつ病で「養育費などの援助があっても、この親の保護下で幸せに暮らすことは問題である」と判断された場合は父親が親権を得る場合もあります。

どちらにしても一人で子供を育てることになるので、今までよりも育児の負担がかかるのは間違いありません。親権を勝ち取りたい場合は、自分の両親も子供(親からすれば孫ですね)を一緒に養育できるような環境にあることを主張する必要も出てくると思います。

また、養育権を取得することの難しい父親の場合は、面接交渉権や身上監護権(子供を養育する権利のこと)を主張することもできます。母親が親権、父親が身上監護権を持つという離婚ケースもあるそうなので、弁護士などとも相談して話を進めることをお勧めします。

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